もっとも集客力のあるNYハウスDJ/リミキサーとして世界的な人気を誇るジュニア・ヴァスケス。80年代にアーサー・ベイカーのプロダクションをサポートし、パーティにて本格的なDJ活動を開始。88年にはをオープンさせ、ゲイ/キッズ/白人といった客層からの熱狂的な支持を集める。Ellis D名義による「My Loletta」「Just Like A Queen」などの作品をヒットさせた後、マドンナ、シンディー・ローパーといったメジャー・アーティストたちのリミックスを手掛け、一流のトラック・メイカーとしても実力を発揮。艶やかでアッパーかつグルーヴィな、独自の"ファクトリー・サウンド"を確立する。そのサウンドは、世界中のクラブ・シーンでもてはやされることになるハード・ハウスへの大きな布石となった。--NYガラージの伝説的なDJ、ラリー・レヴァンの精神を脈々と受け継ぐ、稀有な才人である。
