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■Numb & Saidrum

日本のエレクトロニック・ミュージックシーンで90年代初頭より活動するNumbとSaidrumによる、2人のエレクトロニック・ミュージシャンによるユニットである。2人はモジューラータイプのsoftware synthesizerであるReaktorを使い、コンピュータ音楽の為の通信プロトコルであるOpen Sound Controlで、2台のラップトップにシンクをかけて、ダブエンジニアの様にビートやエフェクトなどをリアルタイムに構成し、フィジカルにmidi controllerを演奏する。Numbは今までに、沢山の12インチシングルと、2002年"Numb"、2003年"東京(Tokyo)"2006年"空(Kuu)"と3枚のソロ・アルバムをリリースしている。そしてNumbはソロでも精力的にライブをこなしている。国内ではFUJI ROCK FESTIVALや、METAMORPHOSE等、海外ではパリで行われたBATOFARや、アムステルダムのSONIC LIGHT、そしてデンマークのROSKILDE FESTIVAL、同じくデンマークのFUTURE SOUND OF JAZZ FESTIVALなどで演奏し、高い評価を得ている。そして彼は、日本のSound & Recording Magazineに於いて、2006年までに、Reaktorに関する連載を4年間執筆した。Saidrumはこれまでに、日本のエレクトロニック系のインディーレーベルであるRevirthより、1999年"MATADOR"、2000年"FAZE LARGE"、2004年"ROUGHNECKDADDY"、"SEVENSPEARS"、"SCANABIS"、2005年"DYNAMO"の6枚の12インチシングルと、2004年、ファーストソロ・アルバム"DEADPAN RHYTHM"を発表している。その後、インディペンデントのエレクトロニック系のアーティストを中心に、リミックスやプロデュース、そしてコンピレーション・アルバムに楽曲を提供するなど、精力的に活動している。カオティクに情報が氾濫する町、東京で育った2人は自然と世界中の多様な音楽に影響を受ける。その中でも特に、エレクトロニック・ミュージックに影響を受け、まさに節操無く、Hiphopから、Techno、House、Electronica、Industrial等を吸収し、そのサウンドは、鋭さと荒々しさの裏に静寂さを合わせもつ奥深いサウンドで、独特のエレクトロニック・ミュージックを創造している。