■PETE ROCK PROFILE
ピート・ロック & CLスムース (Pete Rock & CL Smooth)名義で数多くの傑作を世に出し、90年代半ばにHIPHOP MUSICの一つの完成形を作り出したトッププロデューサー。ヘヴィD (Heavy D)との血縁をきっかけのひとつとして、そのキャリアの初期からプロデューサーとして活躍する一方、グループではEP"All Souled Out"、Mecca and Soul Brother"、"The Main Ingredient"といずれ劣らぬ傑作をリリースし続けた、外部作品としてはランDMC (RUN DMC)の"Shut'em down"、"Down with the King"などを筆頭にパブリックエネミー (Public Enemy)、ノトーリアスB.I.G. (Notorious B.I.G.)、ダス・エフェックス (DAS EFX)などのプロデュース、リミックスにクラシックを残している。その後、Soul Brotherレーベルを立ち上げるもののソロ第一作"Soul Survivor"をリリースするのみにとどまり、シーンからの注目を集めていたINI、ディーダ (DEDA)などのトータルプロデュース作品が正規リリースできないという状況を強いられる。2000年代に入るとBBEレーベルからインストゥルメンタルアルバムや久々のフルアルバム"Soul Survivor 2"を、2008年には"NY's Finest"をリリース、いまだに衰えないそのクリエイティビティをアピールしている。プロデューサーとしてはギャングスター (GANGSTARR)のDJプレミア (DJ PREMIER)などともにカリスマの一人と評価される一方、関連作では渋い声を生かしたラップを聴かせることも多い。
■K.I.C.E.武神 PROFILE
K.I.C.E.武神、彼は独特のフロウと、確かな言葉選びで詩の世界を操り、自らの感情をHIPHOPにぶつける。国内のみならず海外 (ホノルル)などでもライヴを行ない、人種や言葉の壁を越えた評価を得るまでとなった。2004 年9月にリリースされたミニアルバム『深慮音』ではその音楽性の高さから様々なメディアなどでもピックアップされその名を全国へと広げるきっかけとなる。そして 2005年11月11日に約壱年ぶりに待望のミニアルバムを二枚同時にリリースし各方面で多大な評価を得る、さらに2006年 04月10日に発売された彼が所属するレーベル『Shinryo.ON』コンピレーションミニアルバム『K.I.C.E. 武神. KOYO-TE. DJ HERB, Sound will be made here quietly. It will have good ones eternally. 』に自身の楽曲二曲で参加している。そして2007年05月12日に発売になり好セールスを記録するDJ HERBのフルアルバム『IN MY MIND』に唯一のフィーチャリングアーティストとして参加している。2008年にはキャリア初のアナログレコードをリリースすると同時に現在はフルアルバムの制作中である。
2009.09
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