EVENTS

YORE NIGHT

■Andy Vaz(YORE)
かつてミニマルテクノシーンにおける最重要人物であったAndy Vazは、クラフトワークを生んだドイツのデュッセルドルフ出身。Akufen等世界中から才能あるアーティストを集め歴史的名盤を数々残したBackground Recordingsと、ミニマルを基点にディープハウス路線に急接近したA Touch Of Classという二つのレーベルの成功、そして[---](Sound Variation)シリーズに代表される自身のプロダクションで世界的に不動の名声を博するも、その後流行スタイルと化し蔓延したミニマルサウンドと決別し、2007年ケルンに拠点を移し新しくYore Recordsをスタートさせる。デトロイト・シカゴの古き良きハウス・テクノサウンドに焦点を当て、持ち前のバイタリティと深い経験値を武器にRick Wade, Alton Miller, Terrence Dixon, Xtrak等のオリジネーターを中心にDubbyman, Kez YM, Marcello Napoletanoといった世界に散らばるポストデトロイトの旗手も加え、良質な作品を続々リリース。短期間でレーベルに対する絶大な信頼を獲得する。一方自身もPatrice Scottとの"Sprit EP"、Alton MillerをVocalに起用した"Different Hours Revisited"、Trus'Me等豪華リミキサー陣を起用した"Different Times/You Got remixes"、インドツアー後にリリースされた"Shadow City"などの話題盤をコンスタントにリリースし、スマッシュヒットを飛ばす。その独創的なサウンドは10年に渡る活発なライブ活動に裏打ちされたダンス・マテリアルである。Andyは数え切れないほどのクラブやフェスティバルでのライブアクトを経て国際的に高い評価を獲得し、現在も常に世界各地からのブッキングが絶えることはない。7月3日にベルリンの世界最高峰ハウス箱panorama barで開催するYore label nightを直前に控え今回2年ぶりの来日、進化し続けるライブアクトを披露する。


■Kez YM(YORE)
2008年「Sweetly Confused EP」でロッテルダムの4lux recordingsよりデビュー。その後、良質のポストデトロイトハウスを発信するケルンのYORE Records(Andy Vaz主宰)と専属契約。これまで複数のEPをリリースし、楽曲はMoodymann等多くのDJによってプレイされている。2009年4月にリリースした「City Soul EP」収録の「Washing My Heart」はCassyの最新mix CD「Simply Devotion - Cassy in the mix」(Cocoon)に収録された。
またDJとしては都内を中心に精力的に活動する一方、2009年9月~10月にかけて6週間11箇所に渡る欧州ツアーを成功させ、2010年7月にはベルリンのメッカpanorama barへの招聘と共に2度目の欧州ツアーが予定される等、その知名度は着実にワールドワイドに浸透しており、今後の活躍が楽しみな日本人アーティストの一人となっている。
2007年にはRed Bull Music Academy(2週間に渡り著名アーティストから指導を受け、彼らと共同で楽曲を制作するクリエイティブワークショップ)に初の日本人生徒として選出されている。