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freerange tokyo feat. LOVEBIRDS

2011年最初のfreerange tokyoがゲストとしてフィーチャーするのは、現在数々のレーベルからリリース / リミックス・オファーが絶えないディープテック・シーンの最重要アーティストの1人、Lovebirds。かつてToddie FreeseとのプロジェクトKnee Deepにてジャーマン・ダンス・ミュージック・シーンの頂点を極めた彼は、Lovebirds名義においても、その特徴とされる90年代のディープ・ハウスにモダンなテック感を散りばめたディスコティックなグルーヴで、数多のDJ達から絶大な信頼を勝ち得ている人物だ。東京クラブシーンで最も注目を集めているDJの1人、Aosawaと、NYC・CieloのNicolas Matarから直々にオファーを受けるKAJIのレジデントDJ達に加え、今回はJay Zimmermann aka JZ 、DJ Sam Fitzgerald の実力派DJ達も参戦。フューチャリステッィクなディープハウスを体現するLovebirds × freerange tokyoから紡がれるそのグルーヴに期待して欲しい。




WAREHOUSE702とPrimitive Inc.が手掛けるDeep Techシーンのリーディング・パーティー、「freerange tokyo」。この"freerange tokyo"ではUKディープハウスシーンのアイコン・レーベル、freerangeのアーティスト達をフィーチャーし、定期的に国内でも展開されているエクスクルーシヴなパーティーである。
freerange artists are : JIMPSTER / MILTON JACKSON / SHUR-I-KAN / PALM SKIN PRODUCTIONS / MANUEL TUR......
・Lovebirds (Knee Deep  / freerange records / from Germany)
ヨーロッパにおけるディープ・ハウス界のベテラン、ハンブルグ在住のSebastian “Basti” Doeringのソロ・プロジェクトがLovebirdsだ。旧友Toddie Freeseと1998年から共同でおこなっているプロジェクトKnee Deepは歴史にその名を刻む素晴らしい作品を発表し続け、その才能は万人が知ることになる。過去にはJamiroquaiの楽曲を3度も手掛けていたり、Brandy、Bob Sinclair、David Moralesなどトップ・アーティストのリミックスを制作していることが、その事実を指し示しているだろう。2002年にはGerman Dance AwardsのBest Remixerをハウス界の至宝Timo Massを抑え受賞している。Knee Deep名義での目標をほぼ達成したBastiは、よりディープでメランコリックな音楽性を求めてLovebirdsとしての活動を1人で始める。そのサウンドは90年代のディープ・ハウスにモダンなテック感を散りばめたディスコティックなグルーヴが特徴的。ある種、正統派とも言える音楽観を湛えている。2007年にWinding Road RecordsからリリースされたEP『Modern Stalking』はJimpsterやAshley Beedle、Prins ThomasからサポートされiDJ Magazineの月間最優秀楽曲にも選ばれた。2008年にも同レーベルからHolly Backlerをヴォーカルに迎えた「Love On My Hands」や「In The Shadows」を立続けにリリース。これらのエモーショナルな楽曲はTom Middleton、Ben Wattなどの大御所からも支持を受けた。2010年、Kneedeep RecordingsからEP『Best Before 2008 EP』、同じく『Deep, Down & Discofied EP』、freerange recordsからシングル「My Man」をリリースし更に進化したLovebirdsを提示した。同年、ドイツ国内で活躍するVincenzoとの共同レーベルTeardrop Recordsから突如強力な1枚の12inchをリリースする。A面にはLouie Vegaが手掛けIndiaが唄う不朽の名曲「Love & Happiness」、B面にはKerri Chandlerの代表曲の1つ「Rain」という、ハウス・シーンに燦然と輝くトラックのカバー楽曲を発表。90年代のディープ・ハウスに最新のエレクトリックを散りばめたこの楽曲はクラブ・シーンで大きな話題となりLovebirdsの評価を決定づけた。2011年にはBlazeやLisa Shawをゲストに迎えたアルバムのリリースも予定されている。伝統的なディープ・ハウスを常にアップデートさせ最新のダンス・ミュージックに昇華させる手腕はLovebirdsならでは。脈々と続くハウス・ミュージックの歴史は彼のDJプレイで表現されることだろう。