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19歳で父親となったことを機に社会に出ることを余儀なくされたダミアンは、20歳でイギリスの大衆紙の犯罪レポーターとなった。 『The Sun』や『Daily Mirror』など大手紙を渡り歩くものの、その仕事に大きな疑問をもち、同じ ジャーナリストでもかつてより最も興味があった音楽のジャーナリストとして、イーストロンドンのスタイル誌『Dazed & Confused』の音楽エディターという天職を得る。そこではTerry CallierやChuck D、KRS-Oneなどのヒーロー達を精力的に取材した。「僕の人生の中でも最も楽しい一時だったね」と当時を振り返る。"Dazed Night"ではカイリー・ミノーグやビョークとバック・トゥ・バックで出演もした。そして、当時の人脈を通じてピート・トン率いる "FFRR(ロンドン レコード)"から、"CITY ROCKERS"というレーベルを設立した。"CITY ROCKERS"のパーティ、"Body Rockers"でレジデントとなったダミアンはSoulwaxやErol Alkanなどと共に、ロンドンの最先端のナイト・ムーヴメントを作り上げた。数多くのコンピレーションと地道なギグでの成功は彼のキャリアを順調に育 て、イビザの"SPACE"と"DC10"での "CIRCO LOCO"でのレジデンシーはこれを後押した。そして、ついに自身のキャリアの集大成ともいえるプロジェクト、"CROSSTOWN REBELS"の設立。2007年には"CROSSTOWN REBELS"から4枚のアルバムをリリースし、アンダーグラ ウンドの炎を灯し続けた。これまではA&R、アーティストとしのてキャリアに徹し、自身の作品を作ることを否定し続けてきたダミアンだが、ついに 2009年にオリジナルアルバム『Smoke The Monster Ont』をリリースし、ダンスミュージックから離れた新境地を開拓し、世界ツアーを敢行。2010年はFabricの人気シリーズ54のミッ クスを任され、Taico Clubクロージングセットを披露し、さらには自身がプロデューサーとなったカナダのデュオART DEPARTMENTの12インチがRAのNo1トラックに選出されるなど、ダミアンのシーンでの役割の重要度はますばかり。この夜は、2011年のダン スミュージックのおいしいところが目一杯詰まった夜となるのは間違いがないのだ。
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