RAY MANG (Block16/laj/raj from London)
Idjut Boys、The Glimmersを陰で支え続けた、UKディスコ・シーンのパイオニアRAY MANGとは、プロデューサーRAJ GUPTA、もしくはLajの別名義である。70年代後期のディスコ・サウンドをルーツとしNu-Disco、Cosmic、そしてBalearic Houseを絶妙なバランスで融合し、21世紀レヴェルへと昇華させる。1997年に発表したファーストリリース"NO.1" (Noid)から始まり、過去U-Star、Eskimo Recordings、R&S Records、Bear Funk、Spectrum、Noid Recordings、Nuphonic、20:20 Vision、Paper Recordings、DFAなど、名門&老舗レーベルから数多くの作品をリリース。中でもRay Mang名義でリリースした"Praia Do Londres"は、当時R&S RecordsのA&RだったDavid Fouquaert (The Glimmers)が、RAY MANGの才能を見出しリリースが決定、記録的なヒット・チューンとなり、その後彼はEskimo Recordingsに移籍する。 2010年、ニューヨークの名門レーベルDFAより、Deee-LiteのLady Miss Kierをフィーチャーした"Bullet Proof / Look Into My Eyes"でデビューを飾り、中でも"Look Into My Eyes"は、バレアリック・ディスコ・ヒット曲として話題となったことは記憶に新しいだろう。彼は自身によるカルト・エディット・レーベル MANGLEDも運営しており、現在13枚の12インチをリリースしており、完成度の高い作品は特にDJやレコードバイヤーから好評を得ている。マルチプレイヤーでもあるRay Mangはそれだけに留まらない。彼のエンジニアとしての才能、そしてアーティストからの信頼は絶大なものであり、UKディスコシーンを支えるトップ・エンジニアとして、数多くのアーティスト、プロデューサーからのオファーは絶えず、これまで軽く名前を挙げるだけでも、DJ Harvey、The Glimmers、Phil Mison、Faze Action、Crispin Glover、Leo Young、Jhelisa Anderson、DJ D、A Man Called Adamなどの作品を産み出している。そして忘れてはいけないのは、The Glimmersの存在だろう。Block Party、The Chemical Brothers、New Order、Daft Punk、Myloなど数々のリミックス・ワークを発表してきたベルギーの奇才兄弟ユニットThe Glimmers。彼は3人目のThe Glimmersとしてクレジットに名が連ねられている。リミックス・ワークとして、Roxy Music、Grand National、Block PartyなどをThe Glimmersと共に手掛け、彼自身のソロリミックスとしては、2020 Soundsystem、Crazy P、Foolish Felix、Mudd 、Mushrooms Project、Kerry、Jhelisa Andersonをはじめ、数多くの作品を手掛けている。彼が手掛ける作品はどれもが彼にしか描けないであろう独自な世界観が織り交ぜられている。また彼は、Pete Z、Glenn Gunnerと共にBlock 16を結成し、メンバーとしても活躍している。ポストDJ Harvey世代のNu-House精鋭として、今は無き名門レーベルNuphonicから、 2001年に"Morning Sun"でデビュー。Jon Lucienをフィーチャリングしたアフロな同曲は、世界中のフロアに愛されるまでのヒット曲となり、Dubtribe Sound System、Pepe Bradock、Daniel Wangらが参加するリミックスアルバム発売まで至った。マルチプレイヤーとして、プロデューサー、リミキサー、エンジニアそしてDJと様々な顔を持ち、数えきれないほどのプロジェクトで活躍してい るRay Mang。現在拠点とするLondonの他、Amsterdam、Moscow、St. Petersburg、Stockholm、Helsinki、Berlinをはじめ、Istanbul、Munich、Parma、 Bucharest、Parisそして日本と、DJとしても世界中を飛び回り活躍をしているニュー・トップ・ディスコ・スターRay Mang。今回で4度目の来日となり、Loopでのプレイを心待ちにしている人は多いだろう。きっと期待以上の満足感を与えてくれるに違いない。
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DANCAHOLIC AFTERHOURS
DJ:CHIDA(ene/FUNIKI ENE)
今年3月、TIAGO、THE BACKWOODS、COS/MESを迎えたDANCAHOLICが 半年振りにMOOV feat. RAY MANGのアフターアワーズで復活。ESPinstituteからの12"リリース、ヨーロッパツアーを経て更にパワーアップしているCHIDAの原点とも言うべき LOOPで の久々のプレイ、お楽しみに。
CHIDA(ene/FUNIKI ENE)
世界のアンダーグラウンドシーンにおいて、アナログレコードでのリリースで着実に認知度を上げてきた国産DIYレーベルeneを主宰。DJのキャリアも2012年で20周年を迎える。今年7月、5ive(COS/MES)との3週間に及ぶ初のヨーロッパツアーも各地共大盛況に終わり、成功を収めた。また、lovefingers主宰の人気レーベルESPinstituteからは自身のトラック「Danca」がCOS/MESとのスプリット12" としてリリースされ、先日アルバムをリリースしたばかりのCOYOTEの新曲のリミックスも手掛けるなど、活発な動きをみせている。
http://facebook.com/CHIDA73
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2011.09
16
FRI