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MIEKO SUZUKI (KooKoo/Click Clique from Berlin)
ジャンル論を叩き壊す幅広い音楽の引き出しから繊細で大胆な音のストーリーを紡ぎだす。サイト・
スペシフィックな音空間の可能性を追求するサウンド・アーティスト。Tresor、Cookies (ベルリ
ン)、Flex (オーストリア)、miss libertine (メルボルン) など、世界13カ国でプレイし、GROOVE
(DE)、De:Bug (DE)、missy magazine (DE)などの音楽雑誌でも取り上げられるなど、いま世界で
最も注目されている。
98年 東京 Maniac Love でDJとしての活動を始める。2003年 Heineken Music主催ワールドDJコ
ンテストで優勝。その後、レジデントDJにKihira Naoki、DJ Mayuriを迎えたパーティー Garden
(Colors studio)を主宰し、Clement (KillTheDj)、Julietta (Harry Klein)、Daso (Connaisseur) ら
海外ゲストを招へいするなど東京のアンダーグラウンドシーンを盛り上げていく傍ら、海外から多数
のオファーを受けDJの実績を積んでいく。
2007年12月 東京からベルリンへ。ベルリン移住後、Miekoが始動させたパーティー KooKoo (毎
月開催) は地元のエレクトリック・ミュージック・ファンを魅了しながら今年で4年目に突入。
Miekoの徹底したフィロソフィーからキュレーションされる一貫した音楽性と、フライヤー・デザイ
ンを始めとするアート性をも兼ね備えた KooKoo は、パーティー飽和状態の街ベルリンにおいても
ひと際スペシャルなパーティーとして、エントランス前には常に長蛇の列が出来ている。
毎回のKooKooをカラフル、ワイズかつクレイジーに彩るゲストはElectric Indigo
(female:pressure) や、Panorama BarのレジデントDJを務めるBarnt (Magazine)、Errorsmith
(MMM)、Oskar Offermann (White) など、ベルリンの音楽シーンをリアルに表現する顔ぶれが並
び、ローカルなアーティスト・コミュニティにディープに属しているMiekoならではのラインナップ
になっている。
さらに、様々な分野のアーティストとのコラボレーションは、Calvin Klein Tokyo Collection
2008、Momentum Sydney 2010、Kunsthalle M3 Berlin 2010などのエキシビジョン、アー
ティストChristian Graupnerのプロジェクト「MNM v0.91」と多岐に渡る。デザイナー堀川達朗の
プロジェクト「Julius」では、彼のパリ・コレクションデビュー (2011) を飾ったランウェイ・
ショーから現在に至るまでサウンド・ディレクターとして参加し、その独創的なサウンド・クリエー
ションと服・グラフィック・空間デザインの完成度の高いコラボレーションが、特にアート・シーン
から高い評価を受け、世界のクリエーター達から注目を集めている。
こうした新たなフィールドからの発信はMiekoの音楽哲学を拡張させ、2012年11月 Click.Clique
(draytonbar/Cookies 毎週水曜日開催)を始動。オープンからクローズまでのロング・プレイで創り
だされる幻想的な世界は、ラウンジに集うベルリンのオルタナティブな大人達のインスピレーション
の源になっている。
written by Gohsuke Masuda

http://www.myspace.com/djmiekojp
http://www.residentadvisor.net/dj/mieko
https://soundcloud.com/mieko