DJ COSMO -Bitches Brew/UK-
CosmoことColleen Murphyは、80年代よりニューヨークのアンダーグラウンド・シーンを代表するラジオDJとして活躍し、代表的なクラブで頻繁にプレイしてきた。David Mancusoの”TheLoft”ファミリーとしても長年パーティーを支え続け、共同名義で[Nuphonic]からのコンピレーション、「TheLoft」シリーズを手掛けるまでに至る。また、Davidのロンドンでのパーティーを手掛けるべく、Lucky Cloud Sound Systemを設立するなど、二人の関係は実に深い。99年にロンドンへ移住して以降、Cosmoはプロデューサー/DJとしての国際的なキャリアを本格的に築いていくこととなる。自身のレーベル[Bitches Brew]では、自身の作品やギタリストGary Lucas(CaptainBeeheart)と手掛けるプロジェクト、Wild Rumpusを展開、間もなくアルバムのリリースも控えている。また近年は、Ashley Beedleとの新ユニット、Darkstarrとしての活動も話題を呼んでいる、ロンドンのディスコ・ダンスシーンを代表する最重要人物である。
DJ YAKKO -from Sapporo/Precious Hall-
今年で20年周年を迎えた、札幌・プレシャスホールのオープンからレジデントを務めるYAKKO。DJとして30年以上に及ぶキャリアを持ち、DJ SEIJI(Melting Pot)やDJ NORI(SMOKER)等と共に札幌のダンスフロアとそこに息づくシーンをつくり、育て続けてきた。80年代初頭からキャリアをスタート。88年にはLARRY LEVAN、 WALTER GIBBONSが最後にプレイしたクラブ「WALL」でプレイ。その後もPrecious HallでのREALIZEを中心にパーティーをつくり続けている。半端ではない情熱と愛情で生涯を音楽に捧げるYAKKO。彼の選曲の全てはメッセージであり、ストーリーである。1曲、1曲、深い愛を込めて針を落とすことで、隣人・空気・時間・あなた自身の皮膚や感覚・あらゆるものを隔てる全ての境界線を取り去り、融合させ、心から笑い、信じ、無条件に愛し、神秘を紐解き、宇宙の果てまで連れ出してくれることだろう。音楽の振動から、指先まで響く細胞の振動、同じ原子でできた地球の振動を感じて。もう立てなくなるまで、果ては眠るまで。札幌から扉を開きにやってくる音楽の使者と共に究極に濃密な時間を––– 。
2013.11
02
SAT