Greetings !!!
レベルミュージックとしてのダブを軸にあらゆる周辺変態音楽を拡散するVoice of Dub。
Vol.7となる今回はVoD始動1周年ということで、ゲストには遂に、The HAKATAとKannon Sound LaboratoryのオーナーであるTok.M氏を迎えます!
第一次ディスコブームにDJとしてのキャリアをスタートさせ、日本人DJとして誰よりも早くNYのパラダイス・ガラージを体験し、日本のハウスカルチャー幕開けのキッカケを作った張本人。
日本~ニューヨーク~ロンドン、自身が身を以って紡ぎ上げてきたエッセンスから、Voice of Dubのための特別なdub setで、今までにない濃密かつ芳醇なNICE TIMEを体験してください。
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<Guest>
Tok.M (dub set)
<Resident Selector>
dubthing, Ino, Shion.db
<Free Food & Free Shisha>
Kei
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■Tok.M (The HAKATA / Kannon Sound Laboratory)
札幌のディスコ「ラテンクォーター」や「エイト」で踊っていた1978年、DJにスカウトされる。
自分が踊るだけではなく、そこにいるクラウド達を躍らせることに喜びを感じ、DJプレイへのめり込んでいった。
その半年後、東京赤坂「マンハッタン」で現在も活躍中のDJ高橋トオル氏や当時の先輩達からディスコ/ソウルのすべてを学び、3年間の全国ディスコ協会派遣DJ修行の旅へ。
地元に戻ると「イスカンダル」で札幌ディスコシーンの一翼を担い、1983年に渡米するまでブンブンいわせていた。
そして、出会ってしまう。夢のような3年間を過ごしたニューヨーク「パラダイス・ガラージ」とラリー・レヴァンに・・・。
日本人DJとして初めてこの伝説的クラブを体験した彼はその後、DJ NoriやHeyta、高橋トオル氏をガラージへ案内する。
このことが日本のハウス/ガラージシーンの幕開けとなった。
そして1987年、必ず戻ると決意し日本へ帰国。
同年、札幌にて日本初のガラージをコンセプトにした伝説のクラブ「踊庫」をオープンするも僅か3ヶ月でクローズ。時を同じくして「パラダイス・ガラージ」もクローズしてしまう。戻る場所を失った彼はその後3年に渡って、札幌でハウスミュージックとガラージスピリッツを伝授すべく「クラブD」「The WALL」「バラック」などのクラブ創世記をリードする。
そして1992年9月、HARMONY TOURで来札したラリー・レヴァンと再会。今度はニューヨークではなくロンドンで次の再会を約束し、新たなサウンドを求めて活動拠点をロンドンへ移す。
その間、ヨーロッパやアメリカから旬のクラブ系アーティスト(Ten City、Carl Craig、Murk Boys、Bang The Party、 Robert Owens、DJ HELL、etc.)を招聘し全国のクラブツアーを成功させる。イギリス、イタリア、オランダやヨーロッパでの3年間でテクノ、トランスといった新しいサウンドに出会った彼は、1995年、ダンスミュージックの追及と日本のクラブカルチャーの発展を胸に帰国。
子育てにどっぷりハマるも、ラリー・レヴァンの教えと自身の夢を追って、1999年、現在の前身の前身「おでん's BAR 博多」をオープン。2001年、「おでん's CLUB 博多」にリニューアル。そして、2005年5月、念願のダンスクラブ「The HAKATA」をオープンさせ、2014年現在で9年を迎える。
Tok.M exclusive interview
https://www.facebook.com/voiceofdub/photos/gm.1485153698368632/581025322010760/
■dubthing
Voice of Dub主宰。レゲエ出身ダブオタク。レゲエ/ダブステップ/エレクトロニカなどからドープネスを抽出し、レベルミュージックとしてのダブを体現。タフなグルーヴと残響音を漆黒の闇に撹拌し、移ろう無意識の中から新たなビジョンを浮き上がらせる。その選曲とベースラインは、あらゆる矛盾やネガティブな感情と戦い、サステイナブルな社会へのパラダイムシフトを願う。
■Ino
ハウス/ダンスクラシック/ディスコ/ガラージを主軸に20年以上の活動歴を持つ。音響的アプローチで異形ダブを堀り続け、音の受信センサーとしての身体快楽性を追求し続ける姿勢はもはや変態の領域。レゲエから発達したダブが辿り着く、非レゲエジャンルとの邂逅。そして、バックグラウンドの異なるリスナーであっても、それぞれの琴線に触れる"新感覚"でトバして転がりワープする。
■Shion.db
15年の経験から紡ぎ出されるラディカルな切り口とスキルを持つ雑食DJ。幅広いジャンルのパーティで活動する中、近年はエレクトロ/ダブステップを主軸としつつ"Voice of Dub"ではその最深部を表現している。絶望的に暗い音風景の中にもブレイクビーツのタイム感が織り込まれ、時にロック/ミクスチャーを経由したラウドさがベースと対峙し、荒れ狂ううねりを作り出す。
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