それぞれの畑で活躍するベテラン音楽家の、それぞれのフィルターを通した解釈によるダブ-DUB-。
耳と身体と脳、そして心を通して一晩たっぷりとご堪能下さい。
■ダブ-DUB-
それはレゲエから発祥した音楽手法、および音楽ジャンル。ダブワイズ-DUBWISE-とも呼ぶ。楽曲のリズムを強調してミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作り変えてしまう手法で、リミックスの元祖とも言われる。68年頃、ジャマイカの音楽エンジニア、キング・タビーがサウンド・システム用のボーカル抜きのトラック(ヴァージョン)を製作する過程で偶然発明したと言われているが、リー・ペリーまたは、エロール・トンプソンが発明者であるという説もある。ともあれ、前記の名エンジニア達の手により、ダブという手法は世界へと発信され、やがてテクノ、ジャングル、ヒップホップ、ハウスなど様々なダンスミュージックに取り入れられていった。また、その過程においてエレクトロニカとクロスオーバーしたダブトロニカ/ミニマル・ダブや、環境音楽と混交したアンビエント・ダブ、2ステップと混交したダブ・ステップなどの新たなジャンルが派生した。
EVENTS