Barbara Preisinger (SLICES OF LIFE) :
バーバラ・プレイジンガー。ベルリンを拠点に活動する女性DJ、レーベルオーナー。
96年にミュンヘンでDJとしての活動を開始したBarbara。
99年にはパートナーであるStefan Betke aka Pole とともにレーベル”~scape”を設立。
"~scape"はテクノやミニマルダブのフォーマットを踏襲しつつも、BarbaraとStefanのふたりならではの美意識に基づく独自の世界観を構築し、
瞬く間に確固たるオリジナリティを持った名門レーベルへと発展した。
その高い実験性とエレガンスによって、エレクトロニカ/アブストラクトなどの方面からも多大な支持を集めた希有なレーベルである。
なかでもJan Jelinek名義による一連の作品群を世に送り出した功績は大きい。
2009年、Barbaraは新たにレーベル”SLICES OF LIFE”を設立。
こちらではよりフロアユースに特化したトラックが集められており、DJとしての彼女の根底にあるグルーヴが体現されたものだと言える。
こ れまでにSistol aka Vladislav Delay, Pole, Mike Huckaby, Baaz, The Mole, John Tejadaなどが名を連ねており、
凡庸なリリースが溢れる昨今のミニマル/ハウスシーンにおいて、一貫したテーマとスタイルを持った、数少ない真に追う べきレーベルのひとつである。
本人は作曲/リリース経験のないBarbaraだが、そのDJとしての実力は折り紙付きであり、
ネームバリューに左右されないベルリンのパーティーピープルたちからは、かねてより絶大な支持を集める存在である。
なかでも前回のRICEでのプレイも記憶に新しいDaniel Bellが彼女のDJを絶賛し、
ベルリン在住時にはふたりでパーティーを主宰していたというエピソードは、BarbaraのDJとしての抜群の信頼感を物語っている。
DJのスタイルは、洗練されたシンプルなグルーヴを下敷きに、90年代のUSハウスからギークなミニマルクラシックまで、
プレイリストの幅は縦にも横にも広く、また当然であるが果てしなく深い。
"~scape"や"SLICES OF LIFE"でのレーベルワークからも連想されるような知性や気品を漂わせつつ、
同時に率直にダンスへと直結した芯の通ったグルーヴをハウスマナーでキープする、そのアイデアは他に類を見ない。
まさしく”THE DJ”の手によるものである。
名古屋には初登場となるBarbara。清涼感溢れるチャーミングな笑顔にも注目してほしい。
Shibamasa :
名古屋を拠点に活動するSHIBADAIKIとMASAのライブユニット。
ドラムマシン、サンプラー、シンセサイザーを駆使し、最小の音数で最大のグルーブを生み出し、
タイトでモダナイズされたハウスミュージックのニュースタンダードを目指す。
本人達も予測できないグルーブセッションは必見。
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