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SOMETHINN VOL.13 TRAXMAN IN OSAKA 2015

TRAXMAN
(GETO DJS/TEKLIFE/TEKK DJZ/PLANETμ/LITCITY TRAX)

本名、コーネリアス・ファーグソン。1971年、ハウスミュージックの故郷シカゴで生まれ、アシッドハウスとゲットーハウスを浴びて育ったシカゴゲットーの生き証人、それがトラックスマンである。物心ついたころにはすでにターンテーブルを操り、15歳でシカゴハウスの父・ロン・ハーディのプレイを目撃し、本物のDJに開眼。1990年代には、フッドの友人であるDJファンク、ジャミン・ジェラルドら、現在世界中で再評価が著しいゲットーハウスのオリジネーターらとともに、シカゴウエストサイドをリードし、現在までレペゼンし続けている。
 2012年、Planetμより傑作デビューアルバム『Da Mind Of Traxman』をリリース。サンプリングマジックにより生み出されたメロウかつフリーキーなサウンドは、ジューク/フットワークのみならず、ヒップホップ、ドラムンベース、ハウスなど多くのジャンルに影響を与えた。さらに昨年には同レーベルから2ndアルバム『Da Mind Of Traxman vol.2』を発表し、12年に続き来日公演も果たしている。多作なDJとしても知られ、上記以外にも『THE ARCHTECH』(LITCITY TRAX)、『TEKLIVING』、『TRACKZ R WAY』など、多数リリース。ハウスプロジェクトの「CORKY STRONG」名義でも昨年『CORKY STRONG SHOW VOL.1』(MELTING BOT)を発表している。
 ジャックハウスからジューク/フットワークに至る、シカゴハウスの歴史を総覧するような多彩かつ奥深いDJプレイこそ、彼の真骨頂。ジューク、テクノ、ゲットーハウス、アシッドハウス、ヒップホップ、ジャズなど、あらゆるジャンルを、ジャグリングやスクラッチなどを織り交ぜながらミックスしていく。マイクを持ち、客をあおり、コール&レスポンスをする。その瞬間、あらゆるクラブが“トラックスマン劇場”と化す。DJにとどまらない、エンターテイナーとしての顔もまたトラックスマンのプレイの醍醐味と言えるだろう。
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 今回の日本ツアーではロングセットを予定。クイックでハイエナジーな高速ジューク/フットワークトラックだけではなく、彼の頭の中で鳴っている“音楽”そのものを体験することができるだろう。トラックスマンのプレイを通じて、シカゴハウスのもつ多様な可能性を感じて欲しい。
 
http://circus-osaka.com/