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OTONO with SHXCXCHCXSH

今年は1月にPeter Van Hoesenを迎えた名古屋のテクノパーティOTONOが、
スウェーデン人デュオを迎え入れ開催する。
覆面を被り、曲名は読めず、ホワイトレーベルの12インチを出したりと、素性を伏せて活動し、テクノの厳格な骨組みを完全に無視しているSHXCXCHCXSHが、今春敢行されるアジアツアーの一環での訪日で待望の初来日をする。

尚、国内では本公演と、翌日代官山UNITにてDJ NOBU率いるNuanceに出演する。

<SHXCXCHCXSH BIOGRAPHY>

SHXCXCHCXSHは結成以来、メンバーの名前や年齢、性別などいっさいの情報を公開しないなど、徹底して匿名性にこだわった活動を行っている、スウェーデン東部のかつての工業都市、ノルチェピング出身のテクノデュオ。ある時ストックホルムで再会を果たした2人は、互いにテクノのダークでエクスペリメンタルな領域への愛情を共有し、すぐに自然ななりゆきによって、制作活動を共にしながら自分たちの音楽を進化させていく。彼らの音楽的バックグラウンドは、ヒップホップからロック、ポップスまで広がり、その多様な知識と経験から形成された、彼ら特有のサウンドとアイディアは、ノイズ、ドローン、グリッチ、ブロークンビーツ、インダストリアルミュージックなどの要素の入った、徹底的にシリアスなSHXCXCHCXSHテクノを生み出すに至る。
その後SemanticaやSubsistといったレーベルから、散発的に作品を発表していたSHXCXCHCXSHは、やがてShiftedとVentressによるレーベル Avianをリリースの拠点とし、何枚かのEPのリリースでシーンの注目を集めた後、2013年に自らの発音しにくい名前をエッチングしたデビューアルバム「STRGTHS」を、続く2014年にはセカンド・フルアルバム「Linear S Decoded」を立て続けにリリース、とりわけ「Linear S Decoded」は、これまでに彼らが培ってきた、パワフルでスリリングなテクノサウンドを少しも損なうことなく、素晴らしく複雑で優れた感受性を湛えた、新たなるSHXCXCHCXSHの世界を提示、この作品のリリースによって、彼らのシーンでのユニークな位置づけは決定的なものとなった。以後もSHXCXCHCXSHはLIVE PAを中心に精力的に活動を続けており、今年夏には待望の新作のリリースも噂されている。