Lil’ Dap (以下LD):まあね、でも大丈夫だよ。俺は24時間体制だから。「ラップゲーム」、それが俺のハッスルさ。これから国に帰って“I-A-DAP”っていうニューアルバムのプロジェクトのブラッシュアップをしなければならないんだ。
LD:8月5日にリリースされるニューアルバムでAlchemistやLarge Professorなんかが参加しているんだ。あとはセカンドアルバムでプロデュースを手掛けた DJ Radなんかも。当時彼とやった"Real Group Home"という曲をもう一度今回のアルバムに収録するんだ。セカンドアルバムは2枚組で曲数が多すぎて、思い通りに1曲ずつヒットさせることができなかったから、今回こうすることになったんだ。
LD:リメイクしたよ。声も録り直したしね。アルバム“I-A-DAP”はGroup Homeがここにいるということを象徴しているんだ。俺らはヒットし続けるってことさ。このアルバムのことを知人に話してプロモーションを3年ほど続けていたら「I AM LEGEND」って映画が出てさ、「パクられたぜ!」って思ったよ。でもいいことだと思っているよ。
LD:新曲“Watch Me Do”だね。これは「俺が物事をこなすのを見てろ」っていう意味の曲で。サビはこうだ、「Watch Me Do, Do What I Supposed to Do」。……今までいろいろ疑われた時期があったけど、この曲で俺らを疑ってた奴らに「俺達は帰ってきた。だから今からやることを黙ってみてろ。そのあと俺らに話したいことがあれば来い」っていうメッセージを送っているんだ。この曲を聴けば、俺らがどんな問題にぶち当たってきたかがよく分かると思うよ。
LD:今回のツアーDJもやってくれているSkizzだ。彼は俺たちのプロダクションチームに所属してるんだ。彼に楽曲を手掛けるチャンスを与えてよかったと思っているよ。すごくいい曲だし。
あと俺が好きな曲の中で“World Peace”っていう美しい曲があるんだけど、「あの頃」に戻れるような曲だよ。みんなが懐かしがる90年代のヒップホップのスタイルと要素が満載でさ。この曲をやった理由は、そのフィーリングを今の若い奴らに紹介したかったからなんだ。このアルバムを聞けば3世代くらいワープできるよ。この曲をプロデュースしたのはNYを拠点に活動しているAddict Soundsなんだ。
LD:よかったよ。さっき話したプロジェクトと同時進行だったから、いい連動だったよ。新作のプロモーションにもなったと思うね。
LD:昨日の場所かな。えっと……、大阪だ。以前ライヴで来たことがあったから、今回戻って来れておもしろかったし、よかったよ。
D:ちょっと変わったんじゃないかな?でもまだヒップホップへの愛は感じるし、みんながんばってDJしたり、活動してるよね。だから日本のことをリスペクトしているよ。日本は昔の要素と今の要素をキープしているところがいいよね。日本に来ると、ヒップホップがどう始まったのかを見せつけられる気がする。ヨーロッパもそうかな。
LD:前に来たときは、日本の客はもっと「ILL」だったよね。今以上にディープだった。ライヴハウスはパンパンで、空港まで待ちかまえていてくれたんだ。今はオーディエンスのみんなも慣れたし、どういうものかって掴めたみたいだから、そこまで来日が大事にはならなくなったみたいだね。でも日本のお客さんはいつ会ってもいいよね。
LD:プロモーターにいろいろなあだ名をつけたり、相撲をテレビで見たり、英語が喋れない人とコミュニケーションしようとしたことかな。
LD:Stay Focused!そして夢を信じてプッシュし続けてくれ!
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