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James Holdenデビューアルバム

イギリスの若き天才DJ兼プロデューサーJames Holdenのデビューアルバム「The Idiots are Winning」が、12月4日に自身のレーベルBorder Communityからリリースされます。これまでミックスコンピレーションなどをリリースしたことはあったものの、今回は初のオリジナルアルバム。昨年リリースしたJamesのミックスCD「At the Controls」に収録されている曲「Lump」も含まれていますが、他の曲はダンスフロア向けというより、家で聴くような曲が多いとか。「Josh WinkやJeff Millsに影響されて、自分でDJスキルをあげてきたんだけど、音楽的な影響はダンスミュージックではなく、オルタナ系のバンドとかギターもの、レフトフィールド系のエレクトロニックミュージックなんだ」と自身のバックグラウンドを説明。そして、「もっと人間味があって、ライブ感があるエレクトロニックミュージックが作りたい。コンピュータ機器が壊れるくらい、こっちのコントロールが効かないくらい勢いのある音楽をね。とにかく、どの時点でその音楽に生命を注ぎこまなくてはならないかが、わかっていないとダメなんだ。そうすればコンピュータはどの楽器にもなれるんだ。ちょっとダーティーな感じとか、パンクっぽい感じがないコンピュータ音楽は、まったく味がないよ。それがあって人間味が生まれると思う。僕は今そういうところに注目しているんだ」と、自身の音楽性について述べている。アルバムのジャケットはBorder Communityらしくウェブで募集した結果、スイスのGregory Dourde氏の油絵が採用されたとか。チェックしてみて!

トラックリスト
「The Idiots are Winning」
1. Lump
2. Quiet Drumming Interlude
3. 10101
4. Corduroy
5. Flute
6. Idiot
7. Lumpette
8. Intentionally Left Blank
9. Idiot Clapsolo
10. Quiet Drumming

(10月3日 Resident Advisor)

■James Holden
http://www.jamesholden.org

■Resident Advisor
http://www.residentadvisor.net/news.asp?ID=8210